岡山ＥＵ協会の2020年度理事会が岡山市北区のホテルグランヴィア岡山３階の「パールの間」で開かれ、前年度の事業報告並びに今年度の事業計画や収支予算などを審議した。

2019年度の事業報告、収支決算などについて久山事務局長が説明。1年間の活動状況では2回の「ＥＵ講座」開催や「設立10周年を祝う記念講演会」を開催したことを報告した。一方、3月に開催を予定していた「ＥＵ講座」が新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期を余儀なくされたことも報告された。

2020年度の事業計画、収支予算については、新型コロナウィルス感染の状況により、活動自体不透明な点も多いが、できるだけ、例年通りの計画を立てた。ＥＵ講座は年3回を計画、また、設立10周年記念誌の発行が満場一致で承認された。

理事会には理事・監事など15名が出席した。松田正己会長が「アフターコロナの社会を考える上でＥＵの今後の動きは参考となる。ＥＵ講座等を通じ有意義な活動を進めていきたい」とあいさつ。理事からも、「ＥＵの社会や文化を勉強することは、ＳＤＧｓの浸透を図る上で参考となる」「ＥＵの伝統工芸の伝承方法などを研究し参考とすべきである」などの意見が出た。

なお、新型コロナウィルス感染防止のため、本年度は理事会のみを開催し、総会は書面決議に、そして、恒例の講演会や懇親会は中止とした。

ＥＵ協会は、一般社団法人岡山経済同友会が中心になって呼び掛け、2009年12月に設立された団体である。役員の異動では、当会設立時より会長・名誉会長として会運営に携わってこられた越宗孝昌氏がご本人の意向で退任する案も承認されている。