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イベントレポート2010

「EU講座」を開設しました

講演の様子2010年4月10日(土)、EU諸国の経済や文化を学び合う初の「EU講座」を岡山市北区のホテルグランヴィアで開き、会員24人が参加しました。
会員である次田泰裕愛媛大学客員教授が講師となり「EUにおけるレアメタルのリサイクル」と題して講演、EUの先進事例を紹介しながら「自動車、家電製品に用途の広いレアメタルのほぼ全量を日本は輸入しているので再利用が最大課題。その際、都市部に眠る“都市鉱山”の活用に注目すべきだ」と指摘しました。

オランダフェスタを共催

オランダフェスティバル4月17、18日(土、日)、岡山市中心部の表町商店街を舞台に開かれたオランダフェスティバル(主催者・同運営協議会)を共催しました。
当会にとって初めての共催事業です。色鮮やかなチューリップに囲まれ、家族連れらが買い物、料理を楽しみました。このフェスタは江戸後期、オランダ商館の医師シーボルトの娘・おいねが表町近くに住んだことにちなんだ祭りです。

第2回EU講座で古市理事熱弁

古市理事 講演の様子5月8日(土)、第2回「EU講座]を岡山市北区の岡山国際交流センターで開催、理事の古市大藏トミヤコーポレーション社長が、スウェーデンとデンマークにまたがるオーレスン橋地域を3月末に視察した体験を踏まえ「北欧経済事情について」と題して講演しました。「デンマークとスウェーデンは国が異なるがひとつの経済圏を形成している。瀬戸大橋で結ばれている岡山、香川両県はこのノウハウを学ぶべきだ」と強調しました。

2010年EU協会全国総会

2010年EU協会全国総会の様子5月10日(月)、EU協会全国総会が東京都千代田区のヨーロッパハウスで開かれ、全国13のEU協会から20人が出席しました。
昨年12月に設立したばかりの岡山からは古市大藏理事、金森満廣事務局長が初参加、最近の会活動の状況を報告するとともに意見交換しました。
中曽根沙織通商部調査役の「リスボン条約後のEUについて」の講演も行われました。

2010年「EUがあなたの学校にやってくる」開催

「EUがあなたの学校にやってくる」の出張授業の様子5月11、12日(火、水)、駐日欧州連合代表部(東京)が2007年から実施している「EUがあなたの学校にやってくる」の出張授業が行われました。11日、岡山県立岡山南高校では同代表部ヘイス・ベレンツ一等書記官がやってきて生徒に質問を投げかけながら楽しくEUの歴史、活動状況を紹介しました。岡山県ではこのほかに12日、岡山県立西大寺高校で大阪・神戸ドイツ総領事のアレクサンダー・オルブリッヒ総領事、岡山高等学校でイタリア大使館セルジョ・モンティ一等書記官が授業を行いました。

6月理事会・通常総会で5議案を原案通り承認

6月理事会・通常総会の様子6月8日(火)、岡山市北区の岡山全日空ホテルで理事会、続いて通常総会が開かれました。
2009年度の事業計画・収支計算書案、2010年度事業計画・予算書案など5議案が原案通り承認されました。この後記念講演として、東京の中日欧州連合代表部のジャン・フランソワ・ビーエ通商担当官に「ユーロ危機と日・EU FTAの可能性について」と題して講演いただきました。続いて懇親会で会員の親睦を深めました。

大原美術館で第3回EU講座

第3回EU講座の様子9月11日(土)、ホテル日航倉敷(倉敷市阿知)で11月に創立80周年を迎える大原美術館(同市中央)の学芸員サラ・デュルトさんから「大原美術館とヨーロッパの美術について」、大原謙一郎理事長から「文化の力と大原美術館の経営理念」の講演があり、約40人が参加しました。大原理事長は「文化はそれ自体が尊いのであって力があるから尊いのではない」「大原美術館は世界中のアートを集めており“多文化理解の装置”といえる」などと力説しました。 この講座には駐日欧州連合広報部のルディ・フィロン部長も列席、講演後、参加者と一緒に大原美術館に移動しエル・グレコ、モネ、ゴーギャン、マティスなど優れた作品をじっくり鑑賞。その後、立食パーティを開き、親睦を深めました。

岡山経済同友会と合同講演会

岡山経済同友会と合同講演会の様子岡山EU協会は10月19日(火)、岡山市内で岡山経済同友会との初の合同講演会を開きました。
元ユーログループ議長特別顧問のギュンター・グロッシェ氏が「ユーロと欧州統合―その過去、現在、未来」と題して講演しました。昨年12月に岡山経済同友会が中心になって岡山EU協会を発足させたことで可能になった講演会です。この日、両会員90人を前に、グロッシェ氏はギリシャの財政危機がユーロ圏のアイルランド、ポルトガル、スペインに波及したことに触れ「問題は数カ国の過剰債務にあった。ユーロ危機の認識は当てはまらない」とし、欧州単一通貨ユーロの特徴について「建物に例えれば設計は極めて頑丈だ。ギリシャなどへの金融支援の枠組み作りにも素早く対応した」などと語った。

第4回EU講座

第4回EU講座の様子2010年12月18日(土)、岡山市内のホテルで、ゲストに岡山出身のオペラ歌手柾木和敬さんを招いてトーク・コンサートを開き、声量豊かなテノールの歌声と歌手生活や舞台の裏話などを楽しく聞いた。
柾木さんは玉野光南高校、国立音楽大学からイタリアへ。現在、ミラノを中心に活躍しており、この日は会員25人を前に、カンツォーネ「サンタルチア」「帰れソレント」、歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」などを披露。曲の解説とともに「テノール歌手は身長と体重のどちらが大切か」などの質問にもユーモアを交え答えた。